金正恩氏が労働党委員長に就任 党大会閉幕

 

北朝鮮で開かれていた朝鮮労働党大会は昨日、金正恩第一書記を新たに設けた ポストの党委員長に選出して閉会しました。

 

今日、市民が参加しての大規模な祝賀パレードが行われる見通しで、 北朝鮮指導部は金正恩氏の権威が高まったと内外にアピールする構えとみられます。

 

北朝鮮の平壌で今月6日から36年ぶりに開かれていた朝鮮労働党大会は 昨日、金正恩氏を党委員長に選出した後、閉会しました。

 

 

金正恩氏は閉会にあたって行った演説で今回の党大会について、 社会主義強国を建設して国民の夢と理想を実現するための輝かしい設計図 を示したと述べて、その意義を強調しました。

 

党委員長というポストは今回初めて設けられたもので、金正恩氏の選出と 就任は、金正恩氏の権威づけをはかるとともに祖父の金日成主席に習う形 で党を重視する姿勢を明確にするだけでなく新時代の到来というイメージ を打ちだそうという狙いがあるとみられます。

 

今日は平壌中心部で市民が参加しての大規模な祝賀パレードが行われる 見通しで、金正恩氏もひな壇に姿を現すものとみられ、北朝鮮指導部は、 金正恩氏の権威が高まったと内外にアピールする構えとみられます。

 

しかし今回の党大会で、金正恩氏は北朝鮮が核保有国だとの主張を繰り返したほか、 核ミサイル開発を進める姿勢を改めて示し、日米韓3か国等国際社会は批判 を強めています。

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