日仏首脳会談で一致(16/05/03) 「機動的な財政出動を」 [政治]

ヨーロッパを訪問中の安倍総理大臣は日本時間のきょう未明、
フランスでオランド大統領と会談しました。
この中で安倍総理大臣は伊勢志摩サミットでは最大のテーマとなる
世界経済とテロや難民の問題への対応について、G7の結束を示し、
力強いメッセージを示したいと述べました。

これに対し、オランド大統領は、G7でテロに対する国際社会の強い
連帯の必要性を発信し、
行動計画を取りまとめることを歓迎したいと応じてテロ体策に関する
行動計画を発表することを確認しました。

また、安倍総理大臣が世界経済の持続的成長に向け、
機動的な財政出動も辞さないという強いメッセージを出したいという
考えを示すとともに、為替の安定も重要であり、急激な変動は
好ましくないという認識を示しました。

これに対しオランド大統領が財政的柔軟性をもつ重要な政策が
極めて重要だと述べました。
また、為替の安定も重要だと述べ、両首脳が世界経済の安定に
向けて財政出動を含む強いメッセージを打ち出す必要があるという
認識で一致しました。

さらに、両首脳がサミットでウクライナやシリア情勢に加え、東シナ海や
南シナ海の状況等を巡っても議論することを確認しました。

この後両首脳はそろって共同記者発表で臨み安倍総理大臣は
パリ同時テロ事件の犠牲者の方々に哀悼の意を表しました。
卑劣なテロはいかなる理由があっても断じて許されない。
G7としてテロ暴力的過激主義対策にリーダーシップを発揮し、サミット で行動計画を発表すると述べました。

またオランド大統領は安全保障のテロ対策について行動計画が
サミットで披露され、我々はシリアウクライナ北朝鮮等で視点を
共有していると述べました。





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